2019年6月19日水曜日

地震について

6月18日に新潟と山形の県境で起きました地震について、たくさんのお見舞いをいただきました。お気遣いくださり本当にありがとうございました。私の住む新潟市の被害はほとんどなく、おかげさまで普段通りの生活です。
もくあみ会会員のK先生が開業されている新潟県村上市が震度6という事なのですが、今朝「無事です」との連絡がNDの会の方に入ったそうです。ご心配おかけしました。

2019年3月29日金曜日

卒業式

2年間お世話になった勉強会『なんかよう会』を卒業しました。
ラストとなった例会では卒業ケースプレをする機会までお膳立てしていただき、感謝感謝の2年間でした。お世話になった先生方、本当にありがとうございました。
2019年は臨床基本ゼミを受講してちょうど10年目になりますが、なんかよう会に出席するといつでも初心を思い出すことができました。それは、メンバー全員が基本ゼミで教わったことを守り、そして高めようとしていることが強く伝わってくるからです。
メンバー全員の今後が楽しみですし、同世代として頼もしい限りです。明るい未来が待っています。
折しも、今年は我々のグループから2名が基本ゼミを受講するということで、また一つ流れを繋ぐことができたことを嬉しく思っています。

2019年3月17日日曜日

2019年もくあみ会 in 名古屋






2019年もくあみ会 in 名古屋に参加しました。主幹のしんせん組の先生方におかれましては、ご準備で大変だったと思いますが、おかげさまで何不自由のない二日間を過ごさせていただきました。本当にありがとうございました。

卒後4年目と7年目のケースプレからスタートした1日目でしたが、まるで若手を感じさせない内容に驚きの連続でした。ベテラン枠はいつもの指定席のみであり、7人中6人が中堅と若手だったことは確実に次世代が煮詰まってきていることを感じさせ、2年後に東京へもくあみ会が戻った際には、若手の実行委員が新たなチャレンジをしていくことになるだろうと確信しました。
ディスカッションにおける参加者の元気不足が気にかかりましたので、その辺りは進行も含めて来年への課題になったのではないでしょうか。

全体会は『流れを意識した欠損補綴』という企画でした。
欠損歯列・欠損補綴は私も長く興味を持って追いかけてきたテーマではありますが、その原理原則が加齢変化という心身の衰えの中で全く通用しなくなり、太刀打ちできなくなり、むしろ厄介がられてしまうような状況を目の当たりにして、暗い気分になったのは確かです。しかし、会が進むにつれて、例え未来がそうだったとしても、その時その時で流れを意識しながら精一杯の対応をしていく『寄り添った歯科医療』が私たちには残されているのだという勇気を貰い、終会となりました。
大好きなしんせん組らしい素敵なもくあみ会でした。


来年は熊本という正式発表もありました。大いに楽しみにしています。

2018年10月1日月曜日

天草旅行

 
 連休を利用して、新潟の若手を一人お供に天草市に行ってきました。常々、M先生のブログで豊かな自然を拝見していましたが、実際に見てみると想像以上の雰囲気を持った島でした。
 まずは、天草の海を一望する竜宮城にお招きいただいたのですが、その佇まいは真鶴を彷彿とさせ、男のロマンが全て凝縮されたお住まいにノックアウトされました。
 夜からは、KDM中堅四天王が駆けつけてくださり、天草特有の地形による普段ではお目にかかれない海の幸をふんだんにご馳走していただきました。その後はメインイベント『鬼ヶ島ならぬ天草諸島の戦い』でケースプレ合戦となりましたが、こちらは犬猿雉不在、圧倒的大差で打ち負かされてしまいました。
 翌日もフライトギリギリまでおもてなししていただき、KDMの先生方の暖かさに深く感謝しながら、天草エアラインに搭乗しました。どうもあの辺りの方々は「人種」が違うのではないか?と本気で思います。裏日本では育まれない何かがあるようです。。










2018年8月7日火曜日

ホッとする時


 「貴方はどんなときにホッとしますか?」と聞かれたら、私はこう答えます。 「外冠のピックアップ印象をしたときに、外冠の内面にシリコンが入っていなかった時です」 と。 冗談のような本当の話です。  
 来年のもくあみ会 in 愛知は、二次固定が若手にとってハードルが高いものになっていることへの対策のようなことを考えていると聞きました。 私も応援したいと思います。きっと打ち合わせに打ち合わせを重ねられるでしょうから、そのチャンスに乗じてまた半田市にも遊びに行きたいものです。

2018年7月10日火曜日

補綴臨床の60年


楽しみにしていた臨床歯科を語る会が終わりました。自分の出番は金曜日の夜の部屋でした。鷹岡先生と熊谷先生に症例を見ていただき、今後欠損歯列を考え、欠損補綴を計画する上でのヒントをたくさん教えていただきました。

土曜日は今年最も楽しみにしていた金子先生の「補綴臨床の60年」でした。半端ではない枚数のスライドでしたが、全てが凝りに凝られたものでした。しかもその中身は60年に及ぶ歯科医人生ですから、面白くないはずがありません。拍手万雷とはこのことでした。
お話を伺いながらずっと頭の中で感じていたのは、金子先生は芸術家だということです。歴史的な美術作品などを見ていると、どれほどの時間を費やしてどれほどの情熱を注いでいたのだろうか・・・と常々思うのですが、今回の作品を通して金子先生の歩んでこられた道に思いを馳せながら改めてその考えを強くしました。

その熱量は準備段階から分科会や翌日の全体会へ影響を与えていたのでしょう。全ての内容が素晴らしく、間違いなく近年最高の会でした。

2018年3月18日日曜日

2018年もくあみ会を終えて

 2018年もくあみ会 in 新潟を無事に終えることができました。ご参加くださった先生方におかれましては、遠方にも関わらずお越しいただいたことを心より感謝申し上げます。両日を通して16名の先生方にご発表いただきました。新顔からいつものベテランまでが出揃い、新鮮な風と年季が入った風合いを感じた二日間でした。そして、臨床基本ゼミの先生方におかれましては、ご多用の中ご出席いただきまして本当にありがとうございました。先生方からいただいたアドバイスを一言一句聞き漏らすまいとしている会員の姿が印象的で、改めて臨床基本ゼミの素晴らしさを感じました。

 ここからは1人の実行委員の回顧録のようなものです。1年前のもくあみ会で大見得を切ってから常に胸騒ぎの日々でしたが、素晴らしい仲間に恵まれて何とか乗り切ることができました。同世代6人が新潟にいるということを改めて幸運に感じた次第です。反省も多く残りましたが、それは来年の名古屋へバトンタッチする際にしっかりお伝えしたいと考えています。

 実行委員6人で目標として掲げていたことの1つに「若手が共感し刺激を受ける内容とする」ということがありました。もくあみ会は臨床基本ゼミOBによって成り立っている会ですから、若手の底上げが最も重要です。私がもくあみ会に初めて参加した時の全体会は「キートゥースを考える」というテーマでしたが、何とかしてスライド1枚を作っていったのを覚えています。それから数年して実行委員をやらせていただくようになり6年間。「新しいことを見出したい!」と、欠損歯列にまつわるテーマに果敢に挑戦させてもらいました。「欠損歯列における犬歯の役割」「左右的偏在の処置方針」「犬歯の使い方を考える」の犬歯3部作がそれですが、会員の先生方の手助けにより会を進めることができたのはかけがえのない経験でした。

 一方で、自己満足的な部分もあったのではないか、ベテランに頼り過ぎなのではないかという反省は常につきまとっていました。そういったことから、今回は若手にとって「身近」なテーマにしたいという思いを込めて、あえて少数歯欠損~多数歯欠損ステージの症例を取り扱うこととしました。「流れ」のスタートは局所からです。咬合崩壊から遡って考えることも重要ですが、少数歯から全体を考えるというアプローチをしました。今回出席してくれた若手達が、数年後のもくあみ会を引っ張る存在になってくれたとしたら、その時私たちはもう一度喜び合いたいと思います。

 そして、若手の成長という意味で紛れもなく今回の実行委員MVPは高野でした。新潟開催が決まった折に「全体会を考え抜く」ことで得られるものは大きいと彼に伝えました。元々はサッカー小僧の筋肉脳ですから、全体会を企画する上で必要な「思考」や「閃き」はどうなのかという不安もありました。彼にとっても大きな重荷だったに違いありません。しかしながら、そこは無尽蔵の根性タンク搭載型。地に足のついたアプローチでそんな問題は吹き飛ばし、結局は会の運営全てを支配し、この会をもって完全に「下っ端キャラ」の卒業となりました。数え切れないほど重ねたミーティングがなくなり少し寂しいぐらいですが、また次のことを一緒にやっていきたいと思います。